ままならない

オタクはしんどい

生執事

 

みました、なましつじ。

黒執事ー地に燃えるリコリス2015ー】

WOWOWでの放送を録画したのをすっかり忘れてまして。

いやーもっとはやくみればよかった、この一言に尽きます。

 

てことでせっかくなので感想をば。

2年前の人気ミュージカルですので、内容紹介は省きます。

ぶっちゃけわたしの国語力じゃうまく説明できないので、上手に纏めていらっしゃる方のを参考にしてください。すまんやで。とりあえずAmazon貼っときます。

ネタバレと私的コメントばっかりなのでまともなレビューは以下同文。

ではいきますー。

 

 

 

 

 

まず、原作の黒執事は初期の頃に単行本を読んでまして、丁度リコリスまで目を通してました。ので、あーこんな内容だったなぁと違和感もなく、上手に纏めてるなぁと思いながらみれました。

 

いやーまず何に興奮したって荒木宏文がでていること。これです。

だって荒木宏文ですよ。最高に決まってますよね。

荒木宏文沼はテニミュ刀ミュでまんまと落ちてたので大興奮です。

いいんです荒木沼は。沼の話をしている場合じゃねぇですわよ。そこじゃない。今回のポイントはそこじゃないです。

 

セバスチャンって実在してたんだ。これに尽きます。

なんだあの2次元スタイル。どこをどう見ても理想のセバスチャン……キャスティングに拍手喝采ほんとうにありがとうございました!!!!

恥ずかしながら古川雄大を知らなくてですね。すぐに検索かけました。そしたら出てくるわ出てくるわ名作の数々。思わずどっひゃーです。こんなすごい人が2.5次元ミュージカルに出ることあるのか…と。

主役ももちろんですが、他の役者さんもまぁすごい。すごすぎ。wチャールズの片割れ矢田ちゃんが出演してて大興奮です。思わず一時停止しました。

 

そして何と言ってもマダムレッド。リコリスは個人的にとても好きなテイストで、中でもマダムレッドの人間臭さと女性の業を全て凝縮したキャラクラー性はあっぱれです。あの演技を毎公演していたのかと思うと震える。

ぶっちゃけ2.5次元は男性ばっかりなので、ここに女性が入るとどうなるのかさっぱり見当つかなかったのですけど、さすが宝塚出身の方ですね。やーもうほんとに全部が美しい。すごい。すごいしか出てこない。

 

あとグレル。演技もさることながらあんだけ激しく踊って歌って汗だくになってもかっこかわいい。グレルはセバスチャンより人間のことを馬鹿にしているというか、下に見ていると言うか、ちょっとうまく言えないんですけどそういうところがあると思うので(個人的に)、ひょえー見た目も声も中身も本物のグレルだと震えました。

わたし震えすぎ。カテコのキスを置いていって止まるとこがすんごい好きすぎてそこばっかり見返してます。色っぺーです。

 

ちょっとキャラクター名挙げてたらキリがない気がして来たけど書きます。

 

シエルは声変わりしちゃってたんですね。そりゃあの年齢の男の子なら当たり前ですな。小さい男の子独特の高い声も聴きたいなぁと思いましたが、声変わりしたからこそ出る凛とした強い声は天性のものですねあれ。場がぎゅっと締まるというか。目線の配り方ひとつひとつがシエルだった……シエルは実在するのだ…

 

忘れちゃいけないのがドルイット。全部持って行きましたね。

でてくるだけで笑えるし気持ち悪いしもうなにも言えないです。さいこう。

全体的に重くてピリピリした話なので、アバハンとの絡みがとっても明るくて良きでした。ヒデ様ってあんなにはっちゃける演技できるのかと新たな魅力に沼の気配を察知。

 

アンサンブルの方々も素敵でした。

まじですごい。ほんとにすごい。アンサンブルの方が支えてる部分大きすぎませんか。あの、舞踏会で踊って通行人になってダンサーになってほんとめまぐるしい。あれを毎公演でしょ…切り替わりというか、こういう舞台を見るようになってからアンサンブルの方がどれだけ大切かわかるようになりました。拍手!

 

 

メインどころのキャラクターばかり取りあげてしまったんですけど、今回のリコリスで感動したのは他にもありまして。演出です。

演出が最高に最高。もうほんと語彙力のなさ全開で悲しくなるぐらいなんですけど最高。舞台装置がえぐくて天を仰ぎました。

あと衣装。めっちゃお金かかってますね…黒執事の魅力は衣裳のデザインが間違いなく1番だと思っているので、原作のあの麗しいドレスやらをどうするのかなぁとあまり期待してなかったんですけど想像以上でした。ほんとに制作費やばすぎ。

 

 

もうほんとに書ききれないのでそろそろ自重しようと思うんですけど、生執事をみて思ったことを最後につらつら書きます。絶対長くなるけど書きます。

 

 

わたしはどちらかというとストレートの舞台の方が好きかなぁと思ってたんですけどそんなことなかった。わたしミュージカルの方が好きだ…。

いや、ストレートもすきです。とくにいまメインに置いてる刀剣乱舞は間違いなく舞台派。どっちが悪いとかそういうのじゃなくてこれはもう完全に個人の趣味だとわかりました。学んだ。刀剣乱舞の話は別記事にします。

 

で、刀剣乱舞はいいんですよ。そこじゃない。脱線しすぎ。

 

生執事は基本的に、ここ最近の2.5次元界隈じゃもったいないぐらいのキャスティングと制作費やらスタッフやらだと思うんですよね。

正直、少なくともリコリスに出てた人たちはほんとの舞台畑の人たちだと思うんです。すごい失礼なこと書いてるのは自覚しているけど続けます。

ただ、なんというか観てて、わたしの推し推しになりそうな人たちはきっとこういう舞台に立てる可能性は少ないんだろうなぁって、ぼんやりと感じてしまったんですよね。

出発は同じ2.5次元でも、ここまで違うものなのか、と。もちろん役者さんの血と汗とたくさんのものを犠牲にして糧にしてたゆまぬ努力を積み重ねてきたからこその今なのはわかっているんです。そして、決して推し推しになりそうな人たちが、たゆまぬ努力をしていないわけがないともわかっているんです。彼らは彼らで自分に与えられた、掴み取った仕事を全力で向き合って昇華して成長してファンに見せようとしているのもわかっているんです。

でも、なんだか本当に考えてしまって。わたしごときがこんなこと書いているのも本当に勝手だなぁと思うんですけど。でも、役者の世界はとても厳しいなぁと。いまは若くて顔が綺麗でどうにかなっている部分があってもこの先はそうもいかないのだろうなぁと。ほんと失礼ですねこの文章。でも、そう思っちゃったんです。

そうしたらなんだか、お金を払って舞台を観に行くことについて考え出して止まらなくなりました。そんで、2.5次元界隈が少し斜めに見られている理由もわかりました。

 

もうほんとにここ書いたら長くなるしまとまらないので別記事にします。

別記事にするの遅いわ。もっとはやく別記事にしようとすればよかった。

 

 

そういう意味で、今回観たリコリス2015はとっても刺激になりました。

もっといろんな作品が観たくなったし、なによりちょっと遠いけど帝劇に足を運んでみたくなりました。演劇鑑賞が趣味になる日がくるかもしれない。

 

最後がちょっと暗くなっちゃったけど、まとめると舞台は奥が深くて、まだまだ勉強することがたくさんあるなーと!

人生はたのしいなぁ!とりあえず今年の12月からの新作は主演が変わらなかったら行きたいと思います。ちょっとサーカス編ぽちってこよう。