ままならない

オタクはしんどい

1789 バスティーユの恋人たち 感想

お久しぶりですこんにちは。

100億年ぶりぐらいにブログを開いたような気がします。

うそです約1年ぶりです。

 

更新していないあいだは、ベス観たりらぶフェスで暴れ狂ったりつはものライビュしたりしてました。Blu-rayもジョ伝外伝らぶフェスと買い漁ってほくほくです。

そしてあしたは待ちに待った悲伝です。たぶんしぬ。前知識何もなくいくので絶対しにます。

 

さて、夜に友人と合流するまで暇だったので、表題「1789 バスティーユの恋人たち」を観劇してきました。

正直今朝までこのミュージカルが公演中なのも知らなかったです。全ては思いつきと行動力と当日券(見切れだけど)があった奇跡。普段布団から出るのに2時間要する人間もたまにはフットワークが軽くなります。ダブルで奇跡です。

キャストと劇場だけ確認し、ダメ元で当日券ござい有無を確認して飛び込みました。

 

結論、飛びこんでよかったです!!!!!!!

 

キャスト表も確認してなかったので、まさか小池徹平と神田沙也加回だとは思いませんでした。ありがたや。

既に帝劇公演は終わってる…んですよね…?なので内容はそこらじゅうにレポあると思うので各自お願いします。世界史の知識がない=予備知識がなく、かつカタカナの名前を壊滅的に覚えられない私にはちょっと難易度高すぎるので。ゆるして。

しかも、きちんとしたミュージカルはベスのみ、2.5次元は生執事と刀ミュBLEACHと偏ってる新参者が感想を綴ります。

はー初心者の感想はこんな感じか、ぐらいで読んでもらえると嬉しいです。

 

とは言っても突然感想入るのもあれなので、内容をものすっっっっごい大雑把にまとめると、18世紀のフランスが舞台で、王様と貴族が好き勝手やってるせいで平民は貧困に喘ぎ苦しんでいます。こんな世界変えてやる!平等に人権を!という反乱勢力(主人公側)が王族たちへと歯向かい、自由を手に入れる。という感じです。たぶんこれで合ってるはず。

 

新歌舞伎座は初めてでしたがとっても綺麗なところでした。劇場のあの空気感はいいですね。高揚感と期待がむわんと広がってるというか。どんなものをみせてくれるのかわくわく倍増です。

今回は人生初見切れ席だったので満足に観ることはできませんでしたが、それでも気迫はビシビシ伝わってきました。

 

まずは主役&ヒロインの感想から。

ヒロイン神田沙也加の実力は心しているつもりでしたが、生だとやっぱり何百倍もすごい!!!華奢で可愛いお顔でドレスが似合う姿は教育係というよりプリンセスでした。隠しきれないお嬢様感。

小池徹平の演技をしっかり観るのは初めてで、ぶっちゃけミュージカルで主役はれるのか、歌上手いのは知ってるけどミュージカル歌唱できるの?と心配してましたが杞憂でした。主人公感が溢れるまくってて、私の中にあった顔が可愛いと騒がれていた昔の小池徹平が見事に払拭されました。立派な役者さんだ…テレビで観ないなと思っていたらこんなに本格的な役者さんになってたんですね。いやぁやっぱり生がいい。生はすごい。研ぎ澄まされた空間で磨きあげられた役を生き抜く様は何度観ても爽快です。

 

いやでも待って、ちがうんです。このふたりがすごいことは重々わかったんですけど、もっとやばい方がいました。

 

三浦涼介さんです!!!!!!!!

 

いやこの方、知ってはいました。

グランギニョルのビラで美しすぎる顔立ちに鳥肌たちばっちり顔覚えました。そして生執事のサーカス編で見事に撃ち抜かれていました。

ただ、グランギニョルは未だに観てないし、生執事は古川雄大が強すぎて、なんとなーーーーく頭に引っかかる程度だったんです。

 

上記踏まえて今回のバスティーユですよ。

もうね、ほんとね、サーカスの時から思ってましたけど、頭のてっぺんから至る所の末端まで役そのもの。すごい。三浦涼介がどこにもいない。主張してない。

どかんと重たく色っぽい低音で大胆に歌い上げたかと思えば、恋人と離れ離れになる切なさが溢れ出てくる。 

バスティーユの恋人たちとタイトル通りカップルがたくさん絡んでますが、主役を食う勢いで三浦カップルから目が離せませんでした。

お相手の平民の女性を演じてるのはアンサンブルの方ですかね? 三浦カップルはガンガン前に進んでいく彼を必死に健気に追いかける彼女、のように受け取れて、静かだけども情熱的なムード漂うおふたりでした。身分差の恋たまらんな。

このカップルだけ別アングルで出してくれませんかね?言い値で買いますので運営さんお願いします…!!なにとぞ!!!!

 

こういうミュージカルの気持ちいいところは、全員悪者にならないところですよね。

今回も王族たちめムキー!って最初はなるんですけど、それぞれ人間味溢れてて憎めない。愛らしさがチラチラ見えてます。

あとベスに比べて(比べるのもおかしいかもしれないけれど)、ギャグが多かったですね。生執事でいうアバハンみたいな!

重たくしんどい話が続くので、ふっと気持ちを軽くしてくれて緩急つけてみることができました。テンポだいじ。

個人的にベスでも思いましたけど、本格的なミュージカルの男女が恋に落ちるあれ、全然理解できないしなんでそんな簡単に惚れちゃうの?と思うんですけど、演じてないところできっと何かあったんだろうな、こんな風に助けてもらったり触れ合ったりしたらそりゃ意識しちゃうよなと思うようになってからにやにやが止まらなくなりました。

観劇してる側が想像できる空白を作ってくれるの、妄想族としてはたまらないです。ありがとうございます。わたしだけかもしれないけどありがとうございます…!

 

観終わったあとの興奮そのまま推敲せずに書き殴ったのでボロボロだけど満足。機会があればまた観たいなぁ。

突発だったとはいえ、観に行ってよかった舞台でした。

 

大きな怪我もなく、無事に千秋楽まで駆け抜けていっていただきますように陰ながら祈ってます。

 

どうしよう映像買おうかな!?

買うなら観れなかった加藤和樹にしようか迷います…しばらく悩んどこ…

 

 

※物語とはまったく関係ありませんが、今回マナー悪い方いてちょっと残念でした。(前屈みになるので後に座っている人が舞台がみえない)

劇場の方がうまく気をつかってくださって後半はストレスなく観れましたが、こういうのはなんだかちょっともやもやしてしまいますね。残念です。