ままならない

オタクはしんどい

刀ステと刀ミュ

 

   【舞台刀剣乱舞 義伝 暁の独眼竜】7月1日夜公演 無事にチケットがご用意されたので観劇してきました!

刀剣乱舞には思うことが多々あるのでだらだらと書き殴ります。今作のネタバレはしないつもりですがきっとしちゃうので、了承済みの方だけ目を通して頂けると助かります。

あと、前作と刀ミュのほうはがっつりネタバレしていきまーす。

 

 

過去の記事でも書いてあるかもしれませんが、そもそもわたしは刀剣乱舞はゲームユーザーでした。刀ミュは存在把握済み、刀ステは推しが出るけど1人で行くのはちょっと…そんなレベルでした。

そこから友人の誘いを受けて、らぶフェス→再演→みほとせ→独眼竜 と、生涯の運を全部使い切ったのかなって感じで生の彼らに会ってきました。ありがたや。

初演、再演、らぶフェス、ステ蔵出しDVD購入済みの、刀ステ派です。刀ミュにまで手を出すと破産するからあまり深追いはしないけど、好きなキャラや俳優さんが出るならチェックしたい、刀ステは何が何でも全作みたい、そういうスタンスに落ち着きました。

 

何作か目にして思ったことは、「脚本、演出、役者の実力に一切のごまかしが効かない舞台」だということ。

 

そういう意味で、前作(虚伝 燃ゆる本能寺)は正直期待外れでした。何が気に食わなかったって、内容はもちろん、とりあえず殺陣しておけばいいだろ、真剣必殺で脱げばいいだろ、との具合で、刀剣男士たちの見せ場である殺陣があまりにも多すぎたこと。そりゃ殺陣も真剣必殺も楽しみにしていたけれど、若手俳優の名実ともにある人たちを使うのに見せ場はそこ重点的にって惜しいとすら感じました。

まぁ、公演終了後は推しに会えたことで胸がいっぱいで、彼らの演技に圧倒されてたけど。

でも、帰りの新幹線のなかで、結局あの舞台はどういう内容だったのか、あの2時間を超える時間の中で件の刀剣男士は何を得て納得して成長したのか、全然わからなかった。それなりの交通費とチケット代、グッズ代と、まったくもって可愛くない額の支払いに眉を寄せました。

それでもDVD買っちゃうあたりがオタクのしんどいところなんですけど。日替わりと特典は捨てきれなかった……。

 

そんな苦い思いを胸のうちに押し殺しながら、「三百年の子守唄」にいきました。

初の刀ミュ、生の荒木宏文に何度か呼吸が止まりそうになりながら、ここでもやっぱりわたしは最後まで舞台の世界観に入り込めなかった。それがほんの少しだけ寂しくて、劇場のいたるところから漏れる啜り泣く声が羨ましかった。

目の前で彼らは一生懸命いきているのに、わたしは全然彼らを、刀剣男士たちを応援できない。曲のタイミングも、話の展開も、どうしても気に入らなかった。

それでもしっかり2部は楽しみました。全力でペンライト振って、しっかり荒木宏文財木琢磨の流れ弾ファンサを食らって叫んできました。めっちゃ楽しかった(小並感)

 

とまぁこんな感じだったので、刀ミュの過去公演分はチェックしてすらいないですし、みほとせのDVDも購入してません。らぶフェスを延々と見返して叫び、ステの日替わりをみながら爆笑するまいにち。

刀剣乱舞はもういいかな、今後推しがでることは滅多にないと思うけど、でたらみようかな。春先にはそれぐらいの熱量しか残ってませんでした。

 

なので、今作も正直まったく1ミリも何も期待していなかったです。むしろ、今作も好きになれなかったらもう観るのやめちゃうかもな、なんて思ってました。こう書くと観れなかった人たちに怒られそう。おこらんといて。

 

友人分のために歌仙、自分用にあらまっきーととんちゃんのグッズを買い込んでいざ観劇。

結論から言うと、今作は前作よりも好きです。最高。3時間じっくり世界に入り込めました。良い舞台をみせてくれてありがとうとの思いでいっぱいです。

 

では、どこが前作と違ったのか。

 

たくさんありすぎて書ききれないんですけど、特に良かったのが、出てくる人物全員に平等にスポットライトが当たるということ。

前作は内容の割に登場人物が多くごちゃついている印象だったんですけど、今作は伊達組と細川組とすっきりしてたのが何よりもよかった。おかげでじっくり彼らがどういう思いでいるのか受け止められました。これはほんとに嬉しかった。

 

あと、どことは詳しく述べないけど、ループするという新しい観点も面白い。原作が大元の設定しかないぶん、まっさらなので、良くも悪くもやりたいようにやれる。そういう刀剣乱舞の魅力を随所でさり気なくみせてきたな、って感じです。

 

末満作品をみたことがないのでなんともいえないですけど、良くも悪くも見せ場以外はさっぱり目かな、と。

民放ドラマをみてても思うんですけど、最近人気のある脚本家さんって大体そんな感じがする。盛り上がりだけぐわっとして、あとはさっぱり後味よく、みたいな。すごく、淡々としてる。そういう意味では、末満さんの脚本は観やすくて好き嫌いがはっきりしそうだなぁ、と。

 

好きか嫌いかと言われれば、うーん、て感じです。今作はわたし的大ヒットだったけど、もしまた前作みたいなのがきたら…と考えるとちょっとこわいかな。

グランギニョル観たかったなぁ。

 

ちょっと話がそれました、戻ります。

 

殺陣やら気に入ったところは挙げて言ったらキリがないし、他のブログさんやTwitterでも良いと思われたところは取り上げられてるのでわたしのは書かなくてもいいかな。好きになるところって大体どの人も一緒なのほんと面白いですよね。また逸れた!笑

 

んで、書きたかったのはお気に入りのところじゃなくて引っかかったところ。

 

刀剣乱舞といえば回想集めも醍醐味の一つなので、今作でもがっっっっつりゲームで出てくる回想シーンあります。会話の出だしほとんどそれってぐらい出てきます。7面のところのやつ。

あれを生でみれるのほんと嬉しかったんですけど、舞台でやると変な感じになるのでやめてほしい。

 

そもそもあのシーンって、掛け合いによってはちゃんとした会話になってないんですよね。

ゲームから切り離せないのはもちろん理解しているし、ゲームユーザーがほとんどの観客には間違いなくウケるのは分かるけど、でもあれはゲームだからいいのであって、俳優さんがやると途端に嘘くささが滲み出てしまうというか。

嘘臭いっていったら語弊が生まれそう…うーん、なんていうか、途端に作り物感が増すというか。

刀剣男士は人間の姿をした人間でないものなので、まぁそういう風にアピール強めるならいいのかもしれないけれど……。

ちょっと纏めるのがむずかしいので放り投げちゃいますが、そこだけが本当に個人的に惜しかったなぁ。

 

文句ばかり書きましたが、言わずもがなスタッフ、キャスト陣の研ぎ澄まされた迫力に拍手喝采です。

新しいOPもかっこよく、EDも変わらずに番傘くるくるしてて素敵でした。今回のは記憶が正しければ前作より激しい曲調です。熱く漢らしいのに、伊達男が栄えるおしゃれな感じ。

 

気になる日替わりもパワーアップして、ふっと場を和ませてくれます。

何より、俳優さんたちが楽しそうなんですよね。演じる役への愛が溢れているというか、アンサンブル含め本当に刀ステを大切にしてくれているのが伝わってくる。

観客も、制作側も、みんなが刀剣乱舞をあいしてる。色々書いたけど、ほんとうに夢のような空間だなぁと思いました。

 

あとそうですね、刀剣乱舞の良いところは実力派しかでないところかなぁ。

テニミュみたいな登竜門があれば、刀剣乱舞みたいにある程度の実力がないと出れない舞台、生執事みたいに実力は揃いの贅沢なミュージカルと、それぞれに必ず付加価値がある。

そういう風に考えれば、刀ステ、刀ミュともにこれから人気は増していく一方だろうし、これからも生き残り続ける作品になれる気がします。

 

 

なーーーんて偉そうなことをつらつら書きましたけど、何だかんだで今から刀ミュの秋の新作公演が待ち遠しいし、はやく今作のDVDがほしい。

大千秋楽ライビュ逃した人間に慈悲はない。この世は地獄です……。

生執事

 

みました、なましつじ。

黒執事ー地に燃えるリコリス2015ー】

WOWOWでの放送を録画したのをすっかり忘れてまして。

いやーもっとはやくみればよかった、この一言に尽きます。

 

てことでせっかくなので感想をば。

2年前の人気ミュージカルですので、内容紹介は省きます。

ぶっちゃけわたしの国語力じゃうまく説明できないので、上手に纏めていらっしゃる方のを参考にしてください。すまんやで。とりあえずAmazon貼っときます。

ネタバレと私的コメントばっかりなのでまともなレビューは以下同文。

ではいきますー。

 

 

 

 

 

まず、原作の黒執事は初期の頃に単行本を読んでまして、丁度リコリスまで目を通してました。ので、あーこんな内容だったなぁと違和感もなく、上手に纏めてるなぁと思いながらみれました。

 

いやーまず何に興奮したって荒木宏文がでていること。これです。

だって荒木宏文ですよ。最高に決まってますよね。

荒木宏文沼はテニミュ刀ミュでまんまと落ちてたので大興奮です。

いいんです荒木沼は。沼の話をしている場合じゃねぇですわよ。そこじゃない。今回のポイントはそこじゃないです。

 

セバスチャンって実在してたんだ。これに尽きます。

なんだあの2次元スタイル。どこをどう見ても理想のセバスチャン……キャスティングに拍手喝采ほんとうにありがとうございました!!!!

恥ずかしながら古川雄大を知らなくてですね。すぐに検索かけました。そしたら出てくるわ出てくるわ名作の数々。思わずどっひゃーです。こんなすごい人が2.5次元ミュージカルに出ることあるのか…と。

主役ももちろんですが、他の役者さんもまぁすごい。すごすぎ。wチャールズの片割れ矢田ちゃんが出演してて大興奮です。思わず一時停止しました。

 

そして何と言ってもマダムレッド。リコリスは個人的にとても好きなテイストで、中でもマダムレッドの人間臭さと女性の業を全て凝縮したキャラクラー性はあっぱれです。あの演技を毎公演していたのかと思うと震える。

ぶっちゃけ2.5次元は男性ばっかりなので、ここに女性が入るとどうなるのかさっぱり見当つかなかったのですけど、さすが宝塚出身の方ですね。やーもうほんとに全部が美しい。すごい。すごいしか出てこない。

 

あとグレル。演技もさることながらあんだけ激しく踊って歌って汗だくになってもかっこかわいい。グレルはセバスチャンより人間のことを馬鹿にしているというか、下に見ていると言うか、ちょっとうまく言えないんですけどそういうところがあると思うので(個人的に)、ひょえー見た目も声も中身も本物のグレルだと震えました。

わたし震えすぎ。カテコのキスを置いていって止まるとこがすんごい好きすぎてそこばっかり見返してます。色っぺーです。

 

ちょっとキャラクター名挙げてたらキリがない気がして来たけど書きます。

 

シエルは声変わりしちゃってたんですね。そりゃあの年齢の男の子なら当たり前ですな。小さい男の子独特の高い声も聴きたいなぁと思いましたが、声変わりしたからこそ出る凛とした強い声は天性のものですねあれ。場がぎゅっと締まるというか。目線の配り方ひとつひとつがシエルだった……シエルは実在するのだ…

 

忘れちゃいけないのがドルイット。全部持って行きましたね。

でてくるだけで笑えるし気持ち悪いしもうなにも言えないです。さいこう。

全体的に重くてピリピリした話なので、アバハンとの絡みがとっても明るくて良きでした。ヒデ様ってあんなにはっちゃける演技できるのかと新たな魅力に沼の気配を察知。

 

アンサンブルの方々も素敵でした。

まじですごい。ほんとにすごい。アンサンブルの方が支えてる部分大きすぎませんか。あの、舞踏会で踊って通行人になってダンサーになってほんとめまぐるしい。あれを毎公演でしょ…切り替わりというか、こういう舞台を見るようになってからアンサンブルの方がどれだけ大切かわかるようになりました。拍手!

 

 

メインどころのキャラクターばかり取りあげてしまったんですけど、今回のリコリスで感動したのは他にもありまして。演出です。

演出が最高に最高。もうほんと語彙力のなさ全開で悲しくなるぐらいなんですけど最高。舞台装置がえぐくて天を仰ぎました。

あと衣装。めっちゃお金かかってますね…黒執事の魅力は衣裳のデザインが間違いなく1番だと思っているので、原作のあの麗しいドレスやらをどうするのかなぁとあまり期待してなかったんですけど想像以上でした。ほんとに制作費やばすぎ。

 

 

もうほんとに書ききれないのでそろそろ自重しようと思うんですけど、生執事をみて思ったことを最後につらつら書きます。絶対長くなるけど書きます。

 

 

わたしはどちらかというとストレートの舞台の方が好きかなぁと思ってたんですけどそんなことなかった。わたしミュージカルの方が好きだ…。

いや、ストレートもすきです。とくにいまメインに置いてる刀剣乱舞は間違いなく舞台派。どっちが悪いとかそういうのじゃなくてこれはもう完全に個人の趣味だとわかりました。学んだ。刀剣乱舞の話は別記事にします。

 

で、刀剣乱舞はいいんですよ。そこじゃない。脱線しすぎ。

 

生執事は基本的に、ここ最近の2.5次元界隈じゃもったいないぐらいのキャスティングと制作費やらスタッフやらだと思うんですよね。

正直、少なくともリコリスに出てた人たちはほんとの舞台畑の人たちだと思うんです。すごい失礼なこと書いてるのは自覚しているけど続けます。

ただ、なんというか観てて、わたしの推し推しになりそうな人たちはきっとこういう舞台に立てる可能性は少ないんだろうなぁって、ぼんやりと感じてしまったんですよね。

出発は同じ2.5次元でも、ここまで違うものなのか、と。もちろん役者さんの血と汗とたくさんのものを犠牲にして糧にしてたゆまぬ努力を積み重ねてきたからこその今なのはわかっているんです。そして、決して推し推しになりそうな人たちが、たゆまぬ努力をしていないわけがないともわかっているんです。彼らは彼らで自分に与えられた、掴み取った仕事を全力で向き合って昇華して成長してファンに見せようとしているのもわかっているんです。

でも、なんだか本当に考えてしまって。わたしごときがこんなこと書いているのも本当に勝手だなぁと思うんですけど。でも、役者の世界はとても厳しいなぁと。いまは若くて顔が綺麗でどうにかなっている部分があってもこの先はそうもいかないのだろうなぁと。ほんと失礼ですねこの文章。でも、そう思っちゃったんです。

そうしたらなんだか、お金を払って舞台を観に行くことについて考え出して止まらなくなりました。そんで、2.5次元界隈が少し斜めに見られている理由もわかりました。

 

もうほんとにここ書いたら長くなるしまとまらないので別記事にします。

別記事にするの遅いわ。もっとはやく別記事にしようとすればよかった。

 

 

そういう意味で、今回観たリコリス2015はとっても刺激になりました。

もっといろんな作品が観たくなったし、なによりちょっと遠いけど帝劇に足を運んでみたくなりました。演劇鑑賞が趣味になる日がくるかもしれない。

 

最後がちょっと暗くなっちゃったけど、まとめると舞台は奥が深くて、まだまだ勉強することがたくさんあるなーと!

人生はたのしいなぁ!とりあえず今年の12月からの新作は主演が変わらなかったら行きたいと思います。ちょっとサーカス編ぽちってこよう。

 

 

推しについて

 

 

そういえば推しについて書いた記憶がないので(もしかしたら書いているかもだけれど)、書きます。書いてあったらこいつは鳥頭かな?って思ってください。

 

推しはですね、まあ若手俳優界隈では有名だと思うんですけどね。自信がないのはそこまで界隈の深さを知らないからです……勉強します……。

まあそれはおいといて。

わたしはすごく推しのことが好きなんですけど、ファン思いかってきかれたら首をかしげるんですよね。だって推しよりファン思いなんだろうなーって俳優さんいますし。

じゃあなんで推しは有名なのか。

考えたんですけど、だいたい3パターンに別れるんだと思うんです。

①推しの顔面の綺麗さに惹かれた新規(80%)

②推しの演技がすき(10%)

③推しの全てを受け入れている(10%)

こんな感じなのかなーと。③はもうちょい少ないかもしれないかなぁ。

顔面の綺麗さは本当に素晴らしい武器ですよね。2.5次元ブームにおいて一番の強みになるのではないかと。わたしも顔面から入りましたし。やっぱ顔面は大事。

そんで性格ですね。推しはカノバレやらなんやらで炎上しているのでそこらへんはあまり考えてはいけない気がしてます。もうだいたい誰か検討ついてると思います。そうです彼です。

演技は好き嫌いが分かれるんじゃないかなぁ、と。レビューやら何やらみてると、これからに期待って声もあるのでそういうことですね。わたしはすきです。

 

なんかすごい真面目に分析してみたんですけど、あんまり褒めてないなこの記事。愛情はあるのでゆるしてください。すごい好きなんですよ!でも、好きだからってなんでも許容できるかっていわれたらまた違う問題。

 

前記事のこれ↓

 

haaaaapy2234.hatenablog.com

 

でも書きましたが、わたしは推しの演技に全振りなので、まあぶっちゃけ私生活はどうでもいいんですよね(炎上の件は除く)。性格もファンの夢を壊さないのを気をつけて頂けたら、陰でゲスかったとしてもいいわけですよ。犯罪とかは困るけど。推しの姿はみていたいのでね。

全然書きたいことまとまってないんですけど、とりあえずいまの段階で推しに仕事があるってことは、ちょっと乱暴な言い方をすれば過去に炎上してもファンの入れ替わりが激しくても起用すれば客が入るって認識されてるってことなんですよね。もちろん推しの演技力や人間性、一緒に仕事をしたいと思わせる魅力があるのもまちがいないと思う。だって嫌な人と仕事したくないでしょうし。

 

でもなー、若手俳優はごまんといるわけなので、どうか頭一つ抜けてくれないかなぁとも思ってしまう傲慢。いい歳だし。普通の舞台で、普通の人間の役をやっている推しも見たいです。4月の主演舞台は刀振り回すミュージカル優先したのでみれませんでした。円盤化しないの知ってたらいったのに。無理すればよかった。

 

来年は映画にでるらしいけどなんの情報もないのでちょい役なのかなーと。

ちょい役でも映画でるんだものね、すごいです。どうかここから茶の間への進出もお願いします。推しを追っかけてたら破産してしまう。

 

ぐだぐだ書き出してみたら長くなってびっくりしました。なんだわたしちゃんと推しのことすきじゃん!と一安心です。

 

でも最近は推しよりTさんとAさんが気になってる。推しは推しのままだけどこのふたりはやばい。とくにAさんはファン想いがすぎるので、Aさんを推している人は幸せだろうなーと勝手に思ってます。ほんとうに最高。

 

たまには違う人も…なんてつまみぐいしつつも推しのSNSチェックは無意識に行なっているので、浮気するとこういう背徳感が付き纏うのかしら、といらんことを学んでしまいました。しばらく推し変はなさそうです。

 

 

認知ってなんぞや

 

このブログを始めたきっかけは、「推しから認知されたい」系の記事を読んだからである。

推しの数だけ求める認知が違うとはこのことかとびっくりした。わたしの周りにはどっっぷり若手俳優に夢中な人はいないし。せいぜいゲームの課金兵ぐらい。なので、せっかくだからわたしの「推しからの認知」についても書いてみたい。

 

まず、前提として申し上げると、わたしはそこまで推しへ全力ではない。え、お前それ推してるって言えると思ってんのか、とのつっこみはごもっともです。

地方住みなのも大きいが、金銭的に余裕がないので全通はまず無理だし、それこそグッズ代だってそんなに出せない。いや、もちろんできる限り購入するけれど、推しはそれこそ若手俳優界隈ではそれなりに人気だし、わたしの他にもごまんとファンはいて、それこそ手紙もプレゼントもリプも何も送っていないわたしは、推しにとっては「顔も名前も反応もわからないけれど、SNS上の数字でみえる大勢のファン」の一人なのである。そしてわたしは悲しいのかめでたいのかわからないけれど、この立ち位置にまったくなんの不満もない。むしろ丁度良いとすら感じている。

 

だって、推しには綺麗なものだけを見ていてほしいのだから。

 

こう書くとある意味ほんとうに気持ちが悪いのだけど、わたしにとって推しは崇高な存在なのだ。わたしごときがおいそれと接触していいと思えないのだ。推しにはわたしというどこにでもいる平凡な、つまらなくて生産性のない日々を送っている人間のことなんてみてほしくない。そりゃ、いつも応援してくれてありがとう、みたいな発言には心踊るし、FCでしかみれない一面をみると幸せな気持ちになれるけども。

誤解しないでいただきたいのは、こういう考えだからって、「接触系イベントやファンサを求めている人たち」のことを理解できないわけじゃないことだ。

前述した通り、求める「認知」はみんなちがう。りあこだって大勢いるだろうし、実際に推しとどうこうなりたかったり、そこまでいかなくても顔と名前は覚えてほしいって人もいるだろうし。その願いを叶えるためにする努力を否定する気は毛頭ない。むしろすごい。わたしは天変地異がひっくり返ってもできない。ぶっちゃけ羨ましい。

 

手紙を書こうと思い立ったこともあった。接触するのは絶対嫌だけど、手紙なら姿も見えないし。名案かもしれない。そう思って何度も文章を考えたけど途中で何を書きたいのかわからなくなってしまうのだ。観に行った舞台の感想を書こうにも双眼鏡からのぞいた推しの横顔が美しかったことしか記憶にない。というか、舞台の上で全身全霊で演じきっている姿をみてしまったら、わたしは推しというより推しが演じるキャラクターに夢中になってしまう。

推しのことも好きだけど、推しが演じているキャラクターのほうが好き。要するに舞台の上にいる推しへの好意が9割で、普段の推しへの好意が1割。なんとも面倒臭い。お前はほんとうに推しのことが好きなのかとわたしも自分に問いたい。けれど、やっぱり推しの演技は最高なのだ。推しより演技の上手い役者さんはたくさんいるし、顔の綺麗な人もいる。でもわたしは、推しのひとつひとつの言動に意味を持たせる役作りの深さだとか、変化球のアプローチだとか、本当はしっかりした舞台に出たいだろうに腐らずにひたむきに仕事をしている姿に魅せられているのだ。

結局わたしは、推しのファンというよりは、推しが作り上げるキャラクターを見ていたい観客なのだと思う。うまく言えないけれど、推しに求めているのはファンサではなくて、完璧に作り上げられた役を演じて板の上に立っている推しの姿なのだ。自分でも何を書いているのかわからなくなってきた。

 

まあだからといって推しのSNSはどうでもいいのかといわれるとそれはまた違う話なのです。ブログだって更新されるたびに読むし、SNSにはいいねもするし画像だって保存しちゃう。もはやいつものことすぎて異常性に気づいていないけれど、ファンなら当たり前だろってね。だって推しですからね。

 

結局認知の話から外れてしまったような気もするけれど、まとめると「推しはきれいなものだけをみていてね。そして気が向いたときにでいいので感謝の言葉をください。でも一番はいつだって最高な舞台でわたしを夢中にさせてください」ってことですな。最高なパフォーマンスがもらえるなら認知なんていりません。みたいな。はーこれはこれでこじらせオタクの深い深い業ですね。

 

ももし電車なんかで推しを見かけたら、迷わずガン見して不自然にならない程度に近づいて、推しが降りる駅で一緒におりて、急ぎじゃないか様子を伺っていけそうだったら応援してますって声掛けちゃうんだろうなって妄想している日々。絶対ありえないけどそれもまた旨味です。

はじめに

本格的に興味を舞台に持ったのは、ここ一年ほどである。

学生時代から友人やらなにやらから情報は仕入れていてはいたが、実際に自分でお金を出して生の舞台を観劇したのは昨年の冬のことだ。

しかも最近話題の、2.5次元である。だれがどうみたってにわかもにわか。

 

しかしそんなわたしにも、ついに推しというものができた。

 

というかそもそも、舞台というものには興味はあったのだ。

それこそわたしが学生のときには「テニミュ」に火がつき始めたときで、元々アニヲタであるのでそこから入った。

忘れもしない。こんなに綺麗な顔面の人たちが、あんなに伸び伸びと表現をし、しかも観客は信じられないぐらいの熱量で彼らを見つめている。

衝撃的だった。いつか自分もこのぐらいの近さで、彼らと一体となって空間を楽しみたいと、当時中学生だったわたしはわっくわくのうっきうきで学生生活を捧げた。今にして思えば、これがきっかけで少しずつ沼っていったのかもしれない。

まあね、テニミュについて触れていたらまったくもって先に進まないので省略します。機会があったら別の記事にでもします。

 

まあそんな感じで学生生活はずぶずぶゆっくりと沼に沈んでいき、とうとう、自分でチケットを購入する機会がやってきてしまった。推しができちゃったのだ。こんな綺麗な人が存在しているなんて世の中どうなっているんだ、と本気で思っていた推しが出る作品に友人が興味を持ち、観劇に誘われた。

頭をガツンと殴られたようだった。舞台を観に行くという行為がこんなに身近なものだと、チケットを手に入れるのは人類に平等に与えられた機会なのだということをすっかりぽっかり知識から抜かしてしまっていたのだ。我ながらとてもアホである。抜け落ちた理由は様々あるし書きたいのであとで別記事にします。

 

生でみた舞台は最高だった。ぶっちゃけると最初に観劇したのは推しが出ていないミュージカルの方なので期待しなかったのだが、最高だった。続けて、推しの舞台をみた。最高だった。こんな夢の時間があるのかと思った。劇場に着いたときには重たかった財布が、帰るときには軽くなっていたので現実だと実感したほどだった。

 

そんな訳でずぶずぶと全身沼に浸かったわけですが、そもそもどうしてこのブログを始めようと思ったかというと、やはりSNSでは呟ききれないと感じたからだ。

舞台みれば必然的に感想が生まれるが、全ては書けないし、良くも悪くも発言がきっかけで俳優や原作のファンに絡まれたらこわい。わたしはチキンだ。小心者だ。時々自分でもびっくりするほど臆病である。

 

ということで、このブログでは観劇した舞台のこととか、推しのことなどをある程度好きに書き垂らしていきたいなーと。そんな軽いきもちで始めてみようと思います。

地方住みの嘆きとかね。世の中にはどうにもならないことがたくさんだ。